yasaram の Chro の Leap な日々

時計を使ったアクセサリ作りの話をはじめとするあれやこれやを綴ります。

#003 好きになる理由なんてない(時計を)

今回は腕時計を買った話です

 こんにちは。ysaram(やさらむ)です。7月に入りました。関東は梅雨明けはまだといっても晴れれば真夏の陽気です。今日も部屋にこもって時計を分解しています。

 今回は、しばらく前に時計を買い換えた話をしようかと思います。まだその時は時計にたいしてさほど情熱的ではなかったのですが、印象的な出来事でした。

時計を壊してしまった

 もういつだったか忘れてしまいましたが、自分で買った腕時計を手から滑らせて地面に落としてしまったのです。

 それからしばらく、腕時計なしで過ごしていました。携帯がありますからね。でも、ひとりで外にいちいち時間を携帯で確認するのはカッコ悪いなあと思ったわけです。

 というわけで、「安くていいのがあったら一時しのぎに買おう」という気持ちで時計を探し始めました。

電気街の路上にて

 さて、あるとき秋葉原の街を歩いていたら、路上になにやら人だかりが。近寄ってみると、時計屋さんの閉店セールで腕時計が1,000円均一とのこと。そこで気づくと私はサッと時計を1本取ってお店のオネイサンに代金を渡してました。

 私は長く身に着けるものを安く買うようなタイプではないのですが、なぜかそこには気になる時計があったのですね。なので正確さは二の次で、直感で買ってしまったわけです。衝動買いではないと信じたいです。

焼きいも並みの時計か

 その時計屋さんのオネイサンなのですが、不愛想だけど対応はテキパキな方でした。彼女に時計とお金を渡すと、その時計をなんと小さい紙袋に直に入れて私に渡してきました。

 そのとき、えっ、と一瞬思考停止してしまったわけです。時計はケースにきちんと収められているべきものだよね、でも路上で売っているものだからいちいちハコやらケースやらに入れるのがおかしいだろ、などと脳内会議。

 しかも紙袋から時計ははみ出してるし、紙袋の口を閉めずに渡してくるしで完全に焼きいも屋さん状態だったので困惑を通り越して面白くなってきて、腹が痛くなる始末。紙袋も茶色でしたからね。でも、その焼きいも式簡易包装のおかげでその場で身に着けることができました。

1,000円腕時計その後

 結論ですが、例の腕時計は大活躍です。ベルト部分の色味が気に入っています。それにベルト部分がカジュアルなのにダイヤル(文字盤)部分が落ち着いた雰囲気で、そのギャップも可愛らしいです。ただ、購入して間もないのにさっそく壊れたので写真とともにご紹介しますね。

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 オシャレ以前に秒針がおかしな方向にいってしまってるところがギャグでしかないこの時計です。衝撃を与えた覚えもないのですが、いつの間にかこうなってしまったのです。

 でも秒針以外は大丈夫、と思って使い続けていたら秒針が長針と短針の進行を妨げてしまうわけです。そうなったら、テレビが映らなくなった時によくやる「バンバン」です。時計をガシガシ手で叩いて秒針をずらします。そうして一時的に問題を解決するのです。

 こんな困った時計ですが今も使っています。愛着もわいていますし、身に着けるものは値段や質で決まるものだと限らないんだなということが改めてわかりました。

そこにはたぶんドラマがある

 今回は(今回も?)終始自分語りな上に長くなりましたが、時計は身近なものゆえにそのひとつひとつにドラマがあるんだろうなと思いました。私は創作活動で中古の時計を扱っていますが、そこに新たなドラマを紡ぎ出せるようにこれからも日々努力しようと思うのです。

 

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